こんにちは、トントンです。
前回の記事で、育児休業を取得してよかったことを5つ挙げさせていただきました。今回から、この5つを具体的に体験談を交えてご説明したいと思います。
①期限のない育児を体験できた
「子育て、育児に終わりはない。」と言わることがあります。子育てをしてみて、この言葉の本当の意味がわかった気がします。
ここでお伝えしたい「終わらない育児」とは、幼稚園→小学校→中学校。。。みたいな話ではありません。「ミルクをあげても、次のミルクをあげないといけない。」「おむつを一度替えても、次のおむつ替えがある。」「寝かしつけても、夜中に起きたら、あやしたり、ミルクをあげたりしなければいけない。」「一日が終わっても、また次の日から育児が始まり、その次の日も変わらず同じ日が始まる。」という意味です。
「いや、当たり前だろ」と言われてしまうかもしれません。
しかし、育児休暇期間がおわり、出社するようになってふと気づきました。会社にいる間は子供のことを忘れている瞬間があるのです。つまり、子供と距離をおき、子供を気にせず、別のことに集中できる時間があるのです。
一方で、子供が目の前にいるとそうはいきません。「朝が終わっても、昼がある。」「昼が終わっても、夜がある。」「夜泣きがあったら、起きてミルクをあげないといけない。」「今日が終わっても、明日がある。」「明日が終わっても、あさってがあって。。。」と、子供のお世話から解放される時間はありません。子供のお昼寝の時間でさえも、いつ起きてくるかわからないからです。
もちろんわが子はかわいいですし、幸せな瞬間もたくさんあります。ですがやはり、「終わらない育児」に、「わからない要求」に、「泣き止まない夜泣き」に、不安になり、疲れてしまう瞬間はあるのです。
僕たちの一人目の子供は夜泣きがひどく、2~3時間に1度は起きました。30分から1時間くらい泣き続けることもありました。僕が夜勤担当で夜中にミルクをあげ、妻は朝勤担当で頑張ってくれました。昼は二人で休みながら子供のお世話をしていました。
これを一人でやるとなると、どんな気分になるのか。。。世のワンオペで終わりのない育児をされている方々。ただただ尊敬します。
休暇期間がおわり、出社するようになった今では、子供のことを考える時間は減ってしまいました。仕事中に子供のことばかり考えているようでは、仕事が進みませんので仕方がないことだと思います。ですが、「育児休業の期間だけ」という期限付きであっても、「期限のない、終わりの見えない(と感じる)育児」を経験できたことは、僕にとって貴重な財産になりました。
しかし、それ以上に貴重だと思えることがあります。
妻は専業主婦をして子供をみてくれており、僕の収入で4人の生活を支えています。このことについて不満に思ったことはありません。なぜなら育児の大変さを身をもって経験したからです。ワンオペ育児をしたことがない僕は、妻と同じ土俵にすら立っていないのかもしれません。
妻への感謝の気持ちを忘れないようになったこと、より妻を大切に思えるようになったことが、僕の本当の財産だと思っています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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